OpenID に関する話

少しだけ、OpenID がどんなものかが判ってきた様な気がします。
私の理解では、今のところ、

アカウント管理業務の委託サービス

でしょうか。
上の様な書き方だと、ビジネスとしてのものと捉えられてしまうかもしれませんが、一般に通り易そうな言い回しをしてみただけで、ビジネスを意図したものではありません。
`Open' と冠されていることからも判る様に、誰が使っても構いません、仕様は公開しています、というサービスだと考えています。

そのメリットとは、それぞれのサイトで認証システムを持たずとも共有サーバに任せることができる、というところでしょうか。ここで `認証' と言ってしまうことに、諸処の問題がある様ですが。
で、これはサイト側のメリットというよりも、利用者側のメリットとして捉えられているのですね。複数のサービスに対するログインなどの `認証' を、共有可能な認証サービスに依存することで、同じ方法での認証が可能、かつ認証状態の共有が可能 (一つのサービスにログインしておけば、他のサービスにもログインしているのと同じ状態になる) というところがミソなんでしょう。

しかし、様々に指摘されている様に、`認証' の信頼性は乏しいものであると。
ということは、この方式での認証を行なうことが妥当なサービスかの判断が必要ということになりましょうか。

そして、各所で言われている様な「SNS の様なもの」という属性は、OpenID そのものではなく、videntity.org の様な OpenID のサービスプロバイダに付随しているものですね。